口臭でお悩みの方へ①

― 当院の口臭治療について ―

はじめまして。
サンフラワーデンタルクリニックで口臭治療を行っております、副院長の岡村由香理です。

このページをご覧になっている方の中には、
「自分の口臭が気になる」
「人と話すとき、距離を取られている気がする」
「長年悩んでいるのに、どこに相談すればよいかわからない」
そんな思いを抱えてこられた方もいらっしゃるかもしれません。

口臭の悩みは、とても繊細です。
家族や友人にも相談できず、
「気にしすぎ」「考えすぎ」と言われ、
さらに傷ついてしまったというお話も、私はこれまで何度も伺ってきました。

口臭は、誰にでも起こりうるものです

まずお伝えしたいのは、
口臭は決して特別な人だけに起こるものではないということです。

起床時や空腹時、緊張しているときなど、
誰にでも一時的に口臭が生じることがあります。
これは「生理的口臭」と呼ばれ、
体調や生活リズムによって変動する、自然な現象です。

一方で、

  • 歯周病・むしば

  • 舌や唾液の状態

  • お口の中の細菌バランス

などが関与し、慢性的に続く口臭として現れる場合があります。
これを「病的口臭」と呼びます。

「きちんと歯を磨いているのに治らない」
そう感じている方ほど、
原因が一つではないことが少なくありません。

病的口臭は、歯科だけが原因とは限りません

病的口臭というと、
歯や歯ぐきが原因だと思われがちですが、
すべてが歯科領域だけで完結するわけではありません。

病的口臭には、大きく分けて

  • 歯科的な原因

  • 耳鼻科的な原因

  • 内科的な原因

  • 心理的な原因

が関与する場合があります。

歯科的な原因

もっとも頻度が高いのは、
歯周病や歯ぐきの炎症です。

歯周病は痛みが少ないまま進行するため、
自覚がないまま、口臭だけが強くなることも珍しくありません。


耳鼻科的な原因

  • 慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)

  • 扁桃の炎症や膿栓

  • 後鼻漏(鼻水がのどに落ちる感じ)

などがある場合、
お口の中をどれだけ清潔にしても、
改善が乏しいことがあります。

内科的な原因・全身との関係

頻度は高くありませんが、

  • 強い胃腸症状を伴う場合

  • 薬の影響による唾液分泌低下

  • 全身状態や代謝の影響

が口臭に関係することもあります。

また、
**呑気症(無意識に空気を飲み込む癖)**や
逆流性食道炎が関与するケースもあります。

ただし、
「口臭=胃が悪い」というケースは、
一般に思われているほど多くはありません。

大切なのは、
思い込みで原因を決めつけないことです。

それでも、まず歯科で整理する意味があります

原因が多岐にわたるからこそ、
私は最初の窓口として歯科が重要だと考えています。

  • 口臭原因として最も多いのは歯科的要因であること

  • お口の状態を正確に評価しなければ、他科の判断も難しいこと

  • 「何が原因ではなさそうか」を整理することが、不安の軽減につながること

当院では、
歯科としての責任範囲を丁寧に評価したうえで、
必要に応じて耳鼻科・内科的要因を考えていきます。

②へ続く

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