船越歯周病研修会45周年記念講演に参加してきました

院長と2人で参加した本講演会は、
全国、そして世界の臨床家が集う中で、多くの学びを得る大変貴重な機会となりました。

日本の歯周病治療を長年にわたり牽引され、再生療法(エムドゲイン)をはじめとする先進的治療を臨床に導入し、世界基準の歯周病学の普及と人材育成を通じて、現在の日本の歯周病治療の礎を築いてこられた船越先生。

遡ること13年前——

当時の私は、
日常臨床の中で、抜歯基準に該当する歯がそのまま抜歯と診断されてしまうことや、治療を繰り返した末に抜歯へと至る歯科医療の在り方に疑問を感じていました。

「抜かなくても大丈夫ですよ」と自信をもって伝えられる知識と技術を身につけたい。
その思いを胸に、模索の日々を過ごしていました。

そしてたどり着いたのが、
船越歯周病学研修会での学びでした。

再生療法という考え方。

失われた組織を回復させ、
歯を残す可能性を科学的に追求する治療。

再生治療は一部の高度な技術を持つ限られた臨床家にしかできないものだと考えていました。

しかし研修会の中で示されたのは、

原理・メカニズムを正しく理解し、適切なプロトコルに基づけば、
再生は再現性をもって達成できる治療であるという事実でした。

“特別な誰かだけができる治療ではない”
——その認識の転換が、

自分の臨床の軸を定め、
現在の当院のコンセプトである
「歯を守る・残す」を決定づける原点となりました。

今回の講演では、
再生療法の変遷についても体系的に示されていました。

その歴史を辿る中で、
現在の治療が決して当たり前のものではなく、

長年の研究と臨床の積み重ねの上に
成り立っていることを改めて実感しました。

そしてその歩みの中に、
先生ご自身の臨床と教育の歴史が重なっていることも、非常に印象的でした。

研修会受講時は、お話しすることさえ恐縮してしまうほどの存在でありながら、
一人ひとりに真摯に向き合い、寄り添ってくださいました。
「自分は特別である」と自然に感じさせてくださる在り方に、深い感銘を受けました。

研修会を通じてご指導いただいた先生方と受講生の先生方とのご縁は私にとってかけがえのない財産です。同期の先生方とは今なお交流が続いており、
そのつながりの深さを感じています。

国内外で活躍されている多くの臨床家を輩出してきたこと自体が、
この研修会の教育体系としての価値の高さを示していると感じます。

受講した研修会の2年後にフロリダで開催されたアメリカ歯周病学会(AAP)に同期の先生方と参加しました。
「娘さんもぜひご一緒に」とお声をかけていただき、
私は娘とともに参加させていただきました。

歯科の世界の奥深さ
そして広い視野を持つことの重要性を学ぶ、
かけがえのない経験となりました。

臨床家としてだけでなく、
歯科医師として、そして一人の人間として
どのような視野を持ち、どうあるべきか。

その両方を示してくださる存在です。

45年という年月をかけて積み重ねられてきた臨床体系と哲学。

その重みと歩みに、ただただ圧倒される時間でした。

夫婦ともにご指導いただいている船越先生。

これまでのご指導に、

そしてこのような学びの場を築いてくださったことに、

心より感謝申し上げます。

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