ブリッジ・入れ歯・インプラント~それぞれの特徴と、歯を守るという視点から考える治療法~

歯を失ったときの治療法には、

  • ブリッジ
  • 入れ歯
  • インプラント

という3つの選択肢があります。

患者さんから「どれが一番良い治療ですか?」とご質問をいただくことがありますが、実は一概に「これが一番」と言える治療法はありません。

年齢、全身の健康状態、残っている歯の状態、歯周病の有無、噛み合わせなどを総合的に診断したうえで、その方に最も適した治療法を選択することが大切です。


ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えとして、橋をかけるように人工の歯を固定する治療法です。

メリット

  • 固定式なので違和感が少ない
  • 比較的短期間で治療が終わる
  • 保険診療で対応できる場合がある

デメリット

  • 健康な歯を削ったり神経を除去する必要があることが多い
  • 支えとなる歯に通常より大きな負担がかかる
  • 支台歯がむし歯や歯周病になると、ブリッジ全体に影響する

入れ歯

入れ歯は、取り外し式で失った歯を補う治療です。

メリット

  • 多くの欠損に対応できる
  • 外科手術が不要
  • 保険診療でも製作可能

デメリット

  • 違和感を感じる方がいる
  • バネをかける歯に負担がかかる
  • 噛む力は天然歯の20~30%
  • 定期的な調整が必要になることが多い
  • 顎の骨がやせていく
  • 審美性の低下

インプラント

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。

メリット

  • 隣の健康な歯を削る必要がない
  • 他の歯に負担をかけにくい
  • 自分の歯に近い感覚で噛める
  • 失われた咬合支持を回復し、残っている歯への負担を軽減できる

デメリット

  • 外科手術が必要
  • 治療期間が比較的長い
  • 保険適用外(自由診療)が基本
  • 歯周病のコントロールやメインテナンスが欠かせない
  • 骨が足りない場合は骨造成が必要

「歯を守る」という視点で考えると

当院が大切にしているのは、「失った歯をどう補うか」だけではありません。

**「残っている歯を、これから何十年守れるか」**という視点です。

例えば、健康な歯を大きく削らなければならない場合や、残っている歯への負担が大きくなると予想される場合には、インプラントが適していることがあります。

一方で、全身状態や顎の骨の状態、ご希望によっては、ブリッジや入れ歯が適していることもあります。

つまり、「インプラントだから良い」「ブリッジだから悪い」ということではありません。

患者さんのお口の状態に合わせて、長期的に歯を守れる治療法を選択することが重要なのです。


サンフラワーデンタルクリニックの考え方

当院では、歯周病の状態、噛み合わせ、残っている歯の本数、将来的なリスクまで考えたうえで治療計画を立てています。

インプラントをおすすめする場合も、「歯がないから」ではなく、残っている歯への負担を減らし、お口全体を長く健康に保つためという理由がほとんどです。

私たちが目指しているのは、10年後、20年後もご自身の歯で快適に食事ができるお口です。

そのために、一人ひとりに合った治療法をご提案しています。

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天然歯とインプラント、どちらが優れているのでしょうか? ~私たちが天然歯を大切にする理由~

「インプラントは自分の歯より丈夫ですか?」

診療中によくいただくご質問です。

結論からお伝えすると、

天然歯に勝るものはありません。

現在の歯科医療は大きく進歩し、インプラントは失った歯を回復する非常に優れた治療法となりました。

しかし、それでも私たちは「残せる歯はできる限り残したい」と考えています。

それには理由があります。


天然歯だけが持つ「歯根膜」という組織

天然歯とインプラントの最も大きな違いは、「歯根膜(しこんまく)」という組織があるかどうかです。

歯根膜とは、歯と顎の骨の間に存在する薄い組織で、クッションのような役割をしています。

食事をするときに加わる力を和らげるだけでなく、

  • 硬いもの・柔らかいものを感じる
  • 噛む力を繊細に調整する
  • 過度な力から歯や骨を守る

といった重要な働きをしています。

この機能は、現在の歯科医療でも再現することはできません。

だからこそ、天然歯は可能な限り残す価値があるのです。


インプラントは骨としっかり結合し、失われた機能を回復します

インプラントは顎の骨と直接結合することで、しっかりと噛めるようになります。

これを「オッセオインテグレーション(骨結合)」といいます。

天然歯のような歯根膜はありませんが、骨と強固に結合することで、失われた歯の機能を回復することができます。

インプラントは、単に歯がないところを埋める治療ではありません。

失われた歯の役割を回復し、お口全体の噛み合わせを安定させることで、残っている天然歯を守るための治療でもあります。

そのため当院では、インプラントを「1本の歯を補う治療」としてではなく、「お口全体の健康を維持するための治療」と考えています。


だからこそ、天然歯を守ることが最優先です

インプラントは非常に優れた治療ですが、健康な天然歯を抜いてまで積極的に選択する治療ではありません。

私たちはまず、

  • 歯周病治療
  • むし歯治療
  • 精密根管治療
  • 歯周組織再生療法
  • 矯正治療
  • 咬み合わせの改善

など、天然歯を残すためにできることを十分に検討します。

それでも保存が難しい場合や、残っている歯を長く守るために必要と判断した場合に、インプラントをご提案しています。


インプラントもメインテナンスが欠かせません

「インプラントなら一生もちますか?」

このご質問もよくいただきます。

残念ながら、インプラントも適切な管理がなければ長期間維持することはできません。

天然歯が歯周病になるように、インプラントもインプラント周囲炎になることがあります。

そのため、

  • 毎日のセルフケア
  • 定期的なメインテナンス
  • 歯周病のコントロール
  • 噛み合わせの確認

がとても重要です。

天然歯もインプラントも、「治療を受けたら終わり」ではなく、「守り続けること」が大切なのです。


サンフラワーデンタルクリニックの考え方

私たちの目標は、

患者さんが、一生ご自身の歯で食事を楽しめること。

そのために、まず天然歯を守ることを第一に考えます。

そして、天然歯を失ってしまった場合、どのような手段を用いても天然歯を残せない場合に、インプラントによって失われた機能を回復し、噛み合わせのバランスを整え、残っている歯への負担を減らしていきます。

インプラントは天然歯に代わる優れた治療法です。

しかし、私たちが本当に守りたいのは、患者さんご自身の天然歯です。

そのためにインプラントを活用することこそが、サンフラワーデンタルクリニックの考えるインプラント治療です。

 

 

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歯を1本失うと、次の歯も失いやすくなる理由

~「1本くらい大丈夫」が、お口全体に影響することがあります~

「奥歯を1本失ったけれど、反対側で噛めるから大丈夫。」

「見えない場所だから、そのままでも困っていない。」

実際に、このようにお話しされる患者さんは少なくありません。

確かに、歯を1本失っても、すぐに食事ができなくなるわけではありません。

しかし、お口の中では少しずつ変化が始まっています。


1本の歯にも、大切な役割があります

私たちの歯は、それぞれが噛み合わせの中で大切な役割を担っています。

1本の歯を失うと、その歯が担っていた役割を残っている歯が補うことになります。

そのため、お口全体の力のバランスが変化し、一部の歯に負担が集中しやすくなります。

最初は不自由を感じなくても、その状態が長く続くことで、残っている歯への負担は少しずつ大きくなっていきます。


負担が集中すると、さまざまなトラブルが起こります

一部の歯に負担が集中した状態で、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)などの過度な力が加わると、歯や歯を支える組織への影響が大きくなることがあります。

また、歯周病によって歯を支える骨が減少している場合には、通常の咀嚼による力であっても負担となることがあります。

その結果、

  • 歯が揺れる
  • 詰め物や被せ物が外れたり壊れたりする
  • 歯にヒビや歯根破折が生じる
  • 歯周組織への負担が増える
  • 噛み合わせのバランスが変化する

などの問題につながることがあります。


「噛める」と「負担がかかっていない」は違います

患者さんから、

「ちゃんと噛めています。」

と言われることがあります。

もちろん、それは良いことです。

しかし、「噛めること」と「歯に無理な負担がかかっていないこと」は同じではありません。

一部の歯だけが負担を受け続けている場合、ご自身では気付かないうちに歯や歯周組織へダメージが蓄積していることがあります。

症状が現れたときには、すでに大きなトラブルへ進行していることも少なくありません。


私たちは「次の1本」を失わないための治療を考えます

当院では、失われた歯だけを診ることはありません。

その欠損によって、

  • どの歯に負担がかかっているのか
  • 今後どの歯にリスクが生じるのか
  • 10年後、20年後も安定した噛み合わせを維持できるのか

という視点で診査・診断を行います。

必要に応じてインプラントを選択するのも、失った歯を補うことだけが目的ではありません。

残っている歯を守り、これ以上歯を失わないためです。


次回のコラムでは

「ブリッジ・入れ歯・インプラント、それぞれの違いとは?」

それぞれのメリット・デメリットだけでなく、「残っている歯を守る」という視点から、それぞれの治療法を分かりやすくご紹介します。

 

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歯は歯周病だけで失うわけではありません

~歯の寿命を左右する「噛む力」という視点~

「歯を失う原因は歯周病ですよね?」

もちろん歯周病は、日本人が歯を失う大きな原因の一つです。

しかし、歯を長く守るためには、歯周病だけを治療すればよいわけではありません。

私たちが日々の診療で大切にしているのが、**「歯に加わる力」**という視点です。

歯周病による炎症をコントロールするとともに、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりなど、歯に加わる力を適切に管理することが、お口の健康を長く維持するためには重要だと考えています。


問題なのは「噛むこと」ではなく、「過度な力」です

私たちは毎日食事をし、そのたびに歯を使っています。

通常の咀嚼では、食べ物がクッションとなり、歯根膜が力を吸収・調整することで、歯や顎の骨に過度な負担がかからないようにコントロールされています。

一方で、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)では、食べ物が介在しない状態で強い力が歯に加わります。

このような力は長時間続くことも多く、歯や歯を支える組織、被せ物や詰め物などに大きな負担となることがあります。


歯周病と「力」が重なると、歯を守ることが難しくなる場合があります

歯周病は、細菌による炎症によって歯を支える骨が失われる病気です。

そのため、まず行うべきことは、原因となる細菌性バイオフィルムをコントロールし、炎症を改善することです。

しかし、歯周病によって支持組織が減少した歯では、過度な噛む力が加わることで、歯の動揺や咬み合わせの問題が目立つことがあります。

そのため当院では、歯周病の治療だけでなく、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの有無も診査し、お口全体を総合的に診断しています。


インプラントは「咬合支持」を回復する治療です

歯を1本失うと、その歯が担っていた噛む役割を、残っている歯が補うことになります。

その状態が長期間続くと、一部の歯に負担が集中し、歯や歯周組織への負荷が大きくなることがあります。

インプラントは、失われた歯を補うだけでなく、失われた咬合支持(噛むための支え)を回復する治療でもあります。

咬合支持が回復することで、お口全体の噛み合わせのバランスが改善し、残っている歯への負担を軽減できる場合があります。

当院でも、歯周病の炎症を十分にコントロールしたうえで、インプラントにより咬合支持を回復し、お口全体の力のバランスを改善することで、過度な負担を受けていた歯の動揺が軽減した症例を経験しています。

もちろん、これはインプラントだけによるものではありません。

歯周病治療、適切な噛み合わせの管理、必要に応じた歯ぎしり・食いしばりへの対応、そして継続的なメインテナンスを組み合わせることで、お口全体の安定につながると考えています。


私たちは「お口全体」を診ています

インプラントは、歯がない部分だけを治療するものではありません。

当院では、

  • 歯周病の状態
  • 噛み合わせ
  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 残っている歯への負担
  • 将来のリスク

まで含めて総合的に診断し、一人ひとりに適した治療計画をご提案しています。

私たちが目指しているのは、1本の歯を治すことではありません。

10年後、20年後も、ご自身の歯でしっかり噛み、食事を楽しんでいただくこと。

そのために、細菌による炎症だけでなく、「歯に加わる力」にも目を向けながら、お口全体を守る診療を大切にしています。


次回のコラムでは

「ブリッジ・入れ歯・インプラント、それぞれの違いとは?」

それぞれの治療法の特徴だけでなく、「残っている歯を長く守る」という視点から、わかりやすく解説します。

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歯を守る治療としてのインプラント

~インプラントの目的は「失った歯を補うこと」だけではありません~

「インプラントは歯を失ったら行う治療ですよね?」

もちろん、その考え方は間違いではありません。

しかし、私たちサンフラワーデンタルクリニックでは、インプラント治療を**「失った歯を補うため」だけではなく、「残っている歯を守るための治療」**として考えています。

一見すると意外に思われるかもしれませんが、これは長くご自身の歯を守るために、とても大切な考え方です。


歯を1本失うと、残っている歯が頑張り始めます

私たちの歯は、それぞれが役割を分担しながら噛む力を支えています。

ところが、1本歯を失うと、その役割は自然に周囲の歯へと移ります。

残っている歯は、これまで以上に大きな力を受け続けることになり、その状態が何年も続くことで、

  • 歯が揺れてくる
  • 詰め物や被せ物が壊れやすくなる
  • 歯根が割れる
  • 歯周病が進行しやすくなる

など、さまざまなトラブルにつながることがあります。

つまり、最初は1本の欠損だったものが、やがて2本、3本と歯を失う原因になることも少なくありません。


インプラントは「噛む力」を支える役割があります

インプラントは、失った歯の代わりとなる人工歯根です。

顎の骨にしっかり固定され、失われた部分で再び噛めるようになることで、お口全体の噛む力のバランスが改善します。

その結果、それまで周囲の歯に集中していた負担が分散され、残っている天然歯を守ることにつながります。

私たちは、この「噛む力のバランス」を回復することが、インプラント治療の最も大きな役割の一つだと考えています。


歯周病の患者さんでは、特に重要になることがあります

歯周病で骨が減少した歯は、炎症だけでなく、過度な噛む力によって動揺が大きくなることがあります。

当院では、歯周病治療によって炎症をしっかり改善したうえで、失われた奥歯をインプラントで回復することがあります。

すると、それまで一部の歯に集中していた噛む力が分散され、動揺していた歯が安定してくることを臨床の現場で経験することがあります。

もちろん、これはインプラントだけの効果ではありません。

歯周病の治療、咬み合わせの調整、メインテナンスなどを組み合わせ、お口全体のバランスを整えることで得られる結果です。

だからこそ私たちは、インプラントを「1本だけを見る治療」ではなく、「お口全体を守る治療」の一つとして考えています。


インプラントは、できるだけ少ない方がよいと考えています

「インプラント専門の歯科医院だから、多くのインプラントを勧められるのでは?」

そのようなご質問をいただくことがあります。

しかし、当院の考え方は逆です。

歯周病治療や矯正治療、再生療法などによって天然歯を残せるのであれば、その方法を第一に考えます。

また、矯正治療によって歯を移動させることで、当初予定していたインプラントの本数を減らせることもあります。

インプラントは多ければ良い治療ではありません。

患者さんが一生ご自身の歯で快適に噛み続けられること。

そのために必要最小限のインプラント治療をご提案することが、私たちの理念です。


私たちが守りたいのは、インプラントではなく天然歯です

サンフラワーデンタルクリニックでは、

「インプラントを入れること」を目的にはしていません。

本当に守りたいのは、患者さんの天然歯です。

失った歯を補うことで、お口全体の噛み合わせを安定させ、残っている歯への負担を減らし、10年後、20年後、その先もご自身の歯で食事を楽しんでいただくこと。

それが、私たちが考える「歯を守る治療としてのインプラント」です。


次回のコラムでは

「歯を失ったまま放置すると、なぜ他の歯まで失いやすくなるのか?」

実際によくある症例をもとに、わかりやすくご紹介します。

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 ー熊日すぱいすに掲載されましたー

抜歯しかないと諦めている人に自分の歯を残す治療の選択肢広がる

自分の歯を残すための治療法の一つ「クラウンレングスニング(歯冠長延長術)」について、歯科医師に詳しく聞きました

─自分の歯を残すための治療の選択肢が広がっていると聞きます

いつまでもおいしく食事を楽しむために自分の歯を残したいと思うのは当然のことです。しかし、虫歯や破折が歯茎の下まで達した場合は抜歯をするしかないと言われることがほとんどです。歯を残す場合、虫歯や破折を取り除き、それらを修復するために土台を作り、かぶせものをする必要があります。しかし健全な歯質が歯茎の上にないときちんとした土台を作ることができないため、抜歯を勧めることになるのです。条件が整えば、健全な歯質を確保する治療を行うことで、抜歯を回避することが可能な場合があります。

─歯を残すにはどのような治療法があるのですか。

その一つが「クラウンレングスニング(歯冠延長術)」という方法です。

歯茎を切除して骨を削り、歯冠の長さを確保する歯周外科処置です(自由診療、16万5000円)。きちんと修復するためには健全な歯質が必要となります。歯茎の上に出ている歯の高さが1・5〜2㎜、厚さが1㎜以上などの基準があります。この基準に沿った健全な歯質を確保することで、しっかりとした土台とかぶせ物を作成することができ、歯の寿命を延ばすことができるのです。そのためクラウンレングスニングを行うには、きちんとした検査と診断が必要です。また治療の繰り返しとならないためには、生活習慣や姿勢、食生活も含めたリスク検査などで原因を特定するなど総合的治療が大切です。長く自分の歯で食べられる口腔環境を保つために、正しいケアを進めていきましょう。

 

778サンフラワーデンタルクリニック(メディカル (4)

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ー熊日すぱいすに掲載されましたー

本当に抜歯するしか選択肢はないのか 失われた歯周組織の再生を促す治療とは・・・

「抜歯するしか方法がない」と言われた歯も場合によっては残せる可能性があるそう。歯周組織再生療法について聞きました。

 

―抜歯するしかないと言われたのですが踏み切れません・・・

歯周病で骨が大きく失われていても、必ずしも抜歯が唯一の選択肢とは限りません。

歯周病は歯を支える組織が破壊される病気ですが、その進行の程度や骨欠損の形態は人によって異なります。

レントゲン・CT、歯周ポケット検査、根の状態、咬み合わせなどを精密に評価することで、保存できる可能性を正確に見極めることができます。

―骨欠損が再生に適している場合、どのような治療になるのですか。

エナメルマトリックスを用いた再生療法で歯周組織の改善が期待できます(1本154,000円〜)。

さらに、骨補填材やメンブレン(膜)を併用することで、比較的大きな骨吸収でも保存をめざせるケースがあります。

エナメルマトリックス単独では限界がある症例でも、材料を組み合わせることで治療の幅が広がります。

ただし、こうした手技は高度な診断・技術・設備が必要なため、すべての歯科医院で行われているわけではありません。ホームページなどで確認をして来院することをおすすめします。

また、根の破折や重度の骨吸収、感染の拡大など、無理に歯を残すことで周囲の組織をさらに失うリスクが高いケースもあります。

その場合は長期的な予後を考え、抜歯を選択した方がよいこともあります。

大切なのは、「抜くか、残すか」という二択ではなく、正確な診断と長期的な安定を見据えた治療選択です。

当院ではマイクロスコープなどを用いて精密に診断し、最適な治療をご提案しています。

「抜歯と言われたが、本当に残せないのか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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歯がグラグラする・・・

歯の動揺には歯周病治療が重要

歯周病治療の重要性とその方法

歯がグラグラし始めると、多くの人が不安を感じることでしょう。それは単なる老化の兆候ではなく、歯周病の深刻な症状の一つかもしれません。歯周病は、歯を支える組織や骨が破壊される病気であり、適切な治療が行われないと、最終的には歯の喪失につながることがあります。この問題に対する適切な対応がどれほど重要であるかを、多くの研究が示しています。歯周病は恐ろしいことに痛みなどの自覚症状がなく進行するのでサイレントディジーズ(Silent disease)と呼ばれています。

歯周病とは何か?

歯周病は歯肉炎から始まり、進行すると歯周炎に至ります。歯肉炎は歯肉が炎症を起こし、赤く腫れて出血しやすくなる状態です。歯周炎はさらに深刻で、歯の根元を支える骨や組織が破壊される段階です。歯周病の原因は主にプラークで、これは細菌の塊です。適切な口腔衛生が守られていないと、これが歯肉に侵入し、炎症を引き起こします。

歯がグラグラする原因

歯がグラグラする現象は、歯周病が進行している証拠です。歯を支える骨が減少し、歯が安定しなくなります。歯周病が進行すると、歯を支える組織がさらに破壊され、歯が抜け落ちる可能性が高まります。その他の原因として、外傷や不正な咬合(かみ合わせ)が考えられますが、最も一般的なのは歯周病によるものです。

歯周病治療の重要性

歯周病は早期に発見し、適切な治療を受けることが重要です。歯がグラグラし始めた段階で治療を開始すれば、歯を救うことができる可能性が高まります。歯周病の治療には、きちんとした診査診断のもと、歯周基本治療、歯周外科などを行っていきます。また必要に応じて、専門的なクリーニングや抗生物質の投与などを行います。これらの治療法は、歯周病の進行を止め、歯を支える組織を回復させることを目的としています。

専門的なクリーニング

歯科医師が行う専門的なクリーニングは、プラークや歯石を除去し、歯周病の原因を取り除く第一歩です。これにより、歯肉の炎症が軽減され、歯周病の進行が止められます。定期的なクリーニングは予防にもつながります。

外科的な処置

進行した歯周病には、外科的な処置が必要となることがあります。これは歯肉を切開し、歯根表面の沈着物や感染した組織を除去する方法です。また、骨移植や組織再生療法などの高度な治療も行われることがあります。

抗生物質の投与

歯周病の治療には、抗生物質の投与が有効な場合があります。細菌を殺菌し、炎症を抑えるために使用されます。抗生物質の使用は、歯科医師の指示に従い、適切に行うことが重要です。

予防の重要性

歯周病の治療は重要ですが、予防が最も効果的です。日常の口腔衛生を守り、定期的に歯科検診を受けることで、歯周病のリスクを大きく減少させることができます。歯磨きやフロスの使用、バランスの取れた食事などを心掛けることが健康な歯を維持するための鍵です。

まとめ

歯がグラグラすることは、歯周病の進行を示す警告サインです。早期に治療を開始することで、歯を救うことができる可能性が高まります。専門的なクリーニング、外科的な処置、抗生物質の投与など、さまざまな治療法がありますが、最も重要なのは予防です。日常の口腔衛生を守り、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病のリスクを減少させ、健康な歯を維持しましょう。

歯がグラグラするときは・・・について、熊本の歯医者・歯周病学会認定医サンフラワ-デンタルクリニックがお伝えしました。

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インプラント治療を始めるその前に 予後まで含めた総合的な治療計画を

インプラント治療が一般的になってきました

これまでの歯と同じように違和感なく食事ができる他、入れ歯のような取り外しの煩わしさから解放されるため、近年インプラントを希望する人が増えています。しかし、インプラントの治療だけが注目され、その前にやっておくべき大切なことが軽視されていることも多いようです。口腔内のトラブルは、総合的な見地から抜本的な改善を図れるようなアプローチが必要です。虫歯や歯周病があるのに、抜けたところだけをインプラントに代えても意味がありません。そのため当院では、インプラント治療を始める前には必ず、口腔内の全てのトラブルを確認し、その原因を取り除く指導を行いながら治療を進めます。

 

 

口腔環境が整った後にインプラント治療に入るということですね。

そうです。今は埋入するインプラントの位置などをコンピューターによりデータ化し、3D画像で誘導するガイドシステムがあります。これを使用することにより、的確な位置にインプラントを埋め込むことができます。

全ての治療が完了した後のケアも大切ですね。

口腔内の治療は、正確な診査、正しい診断、的確な治療、そして予後のケアまで含めたトータルな診療が重要です。特に、家庭でのケアは日頃の習慣付けが必要です。自分の歯を健康な状態で長く維持するためにも、気になる箇所だけの治療ではなく総合的な治療を進め、定期的に歯の検診をされることをお勧めします。

~~ くまにちすぱいす インタビュー記事 ~~

インプラント治療を始めるその前に 予後まで含めた総合的な治療計画を【メディカル百科】 | くまにち すぱいす (kumanichi.com)

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抜いてしまう、その前に インプラントの必要性を十分理解し治療へ 

インプラント治療とは。

インプラントとは顎の骨にチタンを埋め込み、骨としっかり結合した後に人工の歯をかぶせる治療法です。中には欠損部の骨が薄くなっている人もおられ、その場合は骨の造成が必要です。造成はインプラントの埋入時に行うこともあれば、残存骨が少ない場合、土台づくりを行った上で埋入へと進めます。

費用はどれくらいかかるのでしょうか。

インプラント治療は自由診療のため、医院によって術式や使用する素材、縫合する糸の種類も異なります。おのずと使用するものによって費用は異なりますが、当院では1本約50万円を目安にしていただければよいかと思います。ただ、ここで大切なのが本当にインプラントにする必要があるのかどうかの診査です。もちろん歯が抜けている人にとっては、インプラントにするか入れ歯にするかという選択肢になりますが、残存歯がある場合、抜歯する前にその歯を生かした治療法が他にないのか、抜歯してインプラントに置き換えることが最善の方法なのかをしっかり見極める診断が重要です。

治療を受ける側も十分に理解して進める必要がありますね。

そうですね。例えば、歯が折れて歯根だけが残っている場合、抜歯してインプラントを埋入する方法もありますが、歯茎に残った短い歯根を引き上げて、そこにかぶせ物をするという治療法も検討できます。もちろん抜歯以外に方法がないケースもありますが、治療にはいろいろな選択肢があることを患者さんにも知っておいてほしいと思います。

~~ 熊日すぱいす メディカル百科インタビュー記事より ~~

抜いてしまう、その前に インプラントの必要性を十分理解し治療へ【メディカル百科】 | くまにち すぱいす (kumanichi.com)

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