天然歯とインプラント、どちらが優れているのでしょうか? ~私たちが天然歯を大切にする理由~

「インプラントは自分の歯より丈夫ですか?」

診療中によくいただくご質問です。

結論からお伝えすると、

天然歯に勝るものはありません。

現在の歯科医療は大きく進歩し、インプラントは失った歯を回復する非常に優れた治療法となりました。

しかし、それでも私たちは「残せる歯はできる限り残したい」と考えています。

それには理由があります。


天然歯だけが持つ「歯根膜」という組織

天然歯とインプラントの最も大きな違いは、「歯根膜(しこんまく)」という組織があるかどうかです。

歯根膜とは、歯と顎の骨の間に存在する薄い組織で、クッションのような役割をしています。

食事をするときに加わる力を和らげるだけでなく、

  • 硬いもの・柔らかいものを感じる
  • 噛む力を繊細に調整する
  • 過度な力から歯や骨を守る

といった重要な働きをしています。

この機能は、現在の歯科医療でも再現することはできません。

だからこそ、天然歯は可能な限り残す価値があるのです。


インプラントは骨としっかり結合し、失われた機能を回復します

インプラントは顎の骨と直接結合することで、しっかりと噛めるようになります。

これを「オッセオインテグレーション(骨結合)」といいます。

天然歯のような歯根膜はありませんが、骨と強固に結合することで、失われた歯の機能を回復することができます。

インプラントは、単に歯がないところを埋める治療ではありません。

失われた歯の役割を回復し、お口全体の噛み合わせを安定させることで、残っている天然歯を守るための治療でもあります。

そのため当院では、インプラントを「1本の歯を補う治療」としてではなく、「お口全体の健康を維持するための治療」と考えています。


だからこそ、天然歯を守ることが最優先です

インプラントは非常に優れた治療ですが、健康な天然歯を抜いてまで積極的に選択する治療ではありません。

私たちはまず、

  • 歯周病治療
  • むし歯治療
  • 精密根管治療
  • 歯周組織再生療法
  • 矯正治療
  • 咬み合わせの改善

など、天然歯を残すためにできることを十分に検討します。

それでも保存が難しい場合や、残っている歯を長く守るために必要と判断した場合に、インプラントをご提案しています。


インプラントもメインテナンスが欠かせません

「インプラントなら一生もちますか?」

このご質問もよくいただきます。

残念ながら、インプラントも適切な管理がなければ長期間維持することはできません。

天然歯が歯周病になるように、インプラントもインプラント周囲炎になることがあります。

そのため、

  • 毎日のセルフケア
  • 定期的なメインテナンス
  • 歯周病のコントロール
  • 噛み合わせの確認

がとても重要です。

天然歯もインプラントも、「治療を受けたら終わり」ではなく、「守り続けること」が大切なのです。


サンフラワーデンタルクリニックの考え方

私たちの目標は、

患者さんが、一生ご自身の歯で食事を楽しめること。

そのために、まず天然歯を守ることを第一に考えます。

そして、天然歯を失ってしまった場合、どのような手段を用いても天然歯を残せない場合に、インプラントによって失われた機能を回復し、噛み合わせのバランスを整え、残っている歯への負担を減らしていきます。

インプラントは天然歯に代わる優れた治療法です。

しかし、私たちが本当に守りたいのは、患者さんご自身の天然歯です。

そのためにインプラントを活用することこそが、サンフラワーデンタルクリニックの考えるインプラント治療です。

 

 

Copyright-2022 熊本市中央区の歯医者
【 サンフラワーデンタルクリニック 】

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歯を1本失うと、次の歯も失いやすくなる理由

~「1本くらい大丈夫」が、お口全体に影響することがあります~

「奥歯を1本失ったけれど、反対側で噛めるから大丈夫。」

「見えない場所だから、そのままでも困っていない。」

実際に、このようにお話しされる患者さんは少なくありません。

確かに、歯を1本失っても、すぐに食事ができなくなるわけではありません。

しかし、お口の中では少しずつ変化が始まっています。


1本の歯にも、大切な役割があります

私たちの歯は、それぞれが噛み合わせの中で大切な役割を担っています。

1本の歯を失うと、その歯が担っていた役割を残っている歯が補うことになります。

そのため、お口全体の力のバランスが変化し、一部の歯に負担が集中しやすくなります。

最初は不自由を感じなくても、その状態が長く続くことで、残っている歯への負担は少しずつ大きくなっていきます。


負担が集中すると、さまざまなトラブルが起こります

一部の歯に負担が集中した状態で、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)などの過度な力が加わると、歯や歯を支える組織への影響が大きくなることがあります。

また、歯周病によって歯を支える骨が減少している場合には、通常の咀嚼による力であっても負担となることがあります。

その結果、

  • 歯が揺れる
  • 詰め物や被せ物が外れたり壊れたりする
  • 歯にヒビや歯根破折が生じる
  • 歯周組織への負担が増える
  • 噛み合わせのバランスが変化する

などの問題につながることがあります。


「噛める」と「負担がかかっていない」は違います

患者さんから、

「ちゃんと噛めています。」

と言われることがあります。

もちろん、それは良いことです。

しかし、「噛めること」と「歯に無理な負担がかかっていないこと」は同じではありません。

一部の歯だけが負担を受け続けている場合、ご自身では気付かないうちに歯や歯周組織へダメージが蓄積していることがあります。

症状が現れたときには、すでに大きなトラブルへ進行していることも少なくありません。


私たちは「次の1本」を失わないための治療を考えます

当院では、失われた歯だけを診ることはありません。

その欠損によって、

  • どの歯に負担がかかっているのか
  • 今後どの歯にリスクが生じるのか
  • 10年後、20年後も安定した噛み合わせを維持できるのか

という視点で診査・診断を行います。

必要に応じてインプラントを選択するのも、失った歯を補うことだけが目的ではありません。

残っている歯を守り、これ以上歯を失わないためです。


次回のコラムでは

「ブリッジ・入れ歯・インプラント、それぞれの違いとは?」

それぞれのメリット・デメリットだけでなく、「残っている歯を守る」という視点から、それぞれの治療法を分かりやすくご紹介します。

 

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歯は歯周病だけで失うわけではありません

~歯の寿命を左右する「噛む力」という視点~

「歯を失う原因は歯周病ですよね?」

もちろん歯周病は、日本人が歯を失う大きな原因の一つです。

しかし、歯を長く守るためには、歯周病だけを治療すればよいわけではありません。

私たちが日々の診療で大切にしているのが、**「歯に加わる力」**という視点です。

歯周病による炎症をコントロールするとともに、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりなど、歯に加わる力を適切に管理することが、お口の健康を長く維持するためには重要だと考えています。


問題なのは「噛むこと」ではなく、「過度な力」です

私たちは毎日食事をし、そのたびに歯を使っています。

通常の咀嚼では、食べ物がクッションとなり、歯根膜が力を吸収・調整することで、歯や顎の骨に過度な負担がかからないようにコントロールされています。

一方で、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)では、食べ物が介在しない状態で強い力が歯に加わります。

このような力は長時間続くことも多く、歯や歯を支える組織、被せ物や詰め物などに大きな負担となることがあります。


歯周病と「力」が重なると、歯を守ることが難しくなる場合があります

歯周病は、細菌による炎症によって歯を支える骨が失われる病気です。

そのため、まず行うべきことは、原因となる細菌性バイオフィルムをコントロールし、炎症を改善することです。

しかし、歯周病によって支持組織が減少した歯では、過度な噛む力が加わることで、歯の動揺や咬み合わせの問題が目立つことがあります。

そのため当院では、歯周病の治療だけでなく、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの有無も診査し、お口全体を総合的に診断しています。


インプラントは「咬合支持」を回復する治療です

歯を1本失うと、その歯が担っていた噛む役割を、残っている歯が補うことになります。

その状態が長期間続くと、一部の歯に負担が集中し、歯や歯周組織への負荷が大きくなることがあります。

インプラントは、失われた歯を補うだけでなく、失われた咬合支持(噛むための支え)を回復する治療でもあります。

咬合支持が回復することで、お口全体の噛み合わせのバランスが改善し、残っている歯への負担を軽減できる場合があります。

当院でも、歯周病の炎症を十分にコントロールしたうえで、インプラントにより咬合支持を回復し、お口全体の力のバランスを改善することで、過度な負担を受けていた歯の動揺が軽減した症例を経験しています。

もちろん、これはインプラントだけによるものではありません。

歯周病治療、適切な噛み合わせの管理、必要に応じた歯ぎしり・食いしばりへの対応、そして継続的なメインテナンスを組み合わせることで、お口全体の安定につながると考えています。


私たちは「お口全体」を診ています

インプラントは、歯がない部分だけを治療するものではありません。

当院では、

  • 歯周病の状態
  • 噛み合わせ
  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 残っている歯への負担
  • 将来のリスク

まで含めて総合的に診断し、一人ひとりに適した治療計画をご提案しています。

私たちが目指しているのは、1本の歯を治すことではありません。

10年後、20年後も、ご自身の歯でしっかり噛み、食事を楽しんでいただくこと。

そのために、細菌による炎症だけでなく、「歯に加わる力」にも目を向けながら、お口全体を守る診療を大切にしています。


次回のコラムでは

「ブリッジ・入れ歯・インプラント、それぞれの違いとは?」

それぞれの治療法の特徴だけでなく、「残っている歯を長く守る」という視点から、わかりやすく解説します。

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歯を守る治療としてのインプラント

~インプラントの目的は「失った歯を補うこと」だけではありません~

「インプラントは歯を失ったら行う治療ですよね?」

もちろん、その考え方は間違いではありません。

しかし、私たちサンフラワーデンタルクリニックでは、インプラント治療を**「失った歯を補うため」だけではなく、「残っている歯を守るための治療」**として考えています。

一見すると意外に思われるかもしれませんが、これは長くご自身の歯を守るために、とても大切な考え方です。


歯を1本失うと、残っている歯が頑張り始めます

私たちの歯は、それぞれが役割を分担しながら噛む力を支えています。

ところが、1本歯を失うと、その役割は自然に周囲の歯へと移ります。

残っている歯は、これまで以上に大きな力を受け続けることになり、その状態が何年も続くことで、

  • 歯が揺れてくる
  • 詰め物や被せ物が壊れやすくなる
  • 歯根が割れる
  • 歯周病が進行しやすくなる

など、さまざまなトラブルにつながることがあります。

つまり、最初は1本の欠損だったものが、やがて2本、3本と歯を失う原因になることも少なくありません。


インプラントは「噛む力」を支える役割があります

インプラントは、失った歯の代わりとなる人工歯根です。

顎の骨にしっかり固定され、失われた部分で再び噛めるようになることで、お口全体の噛む力のバランスが改善します。

その結果、それまで周囲の歯に集中していた負担が分散され、残っている天然歯を守ることにつながります。

私たちは、この「噛む力のバランス」を回復することが、インプラント治療の最も大きな役割の一つだと考えています。


歯周病の患者さんでは、特に重要になることがあります

歯周病で骨が減少した歯は、炎症だけでなく、過度な噛む力によって動揺が大きくなることがあります。

当院では、歯周病治療によって炎症をしっかり改善したうえで、失われた奥歯をインプラントで回復することがあります。

すると、それまで一部の歯に集中していた噛む力が分散され、動揺していた歯が安定してくることを臨床の現場で経験することがあります。

もちろん、これはインプラントだけの効果ではありません。

歯周病の治療、咬み合わせの調整、メインテナンスなどを組み合わせ、お口全体のバランスを整えることで得られる結果です。

だからこそ私たちは、インプラントを「1本だけを見る治療」ではなく、「お口全体を守る治療」の一つとして考えています。


インプラントは、できるだけ少ない方がよいと考えています

「インプラント専門の歯科医院だから、多くのインプラントを勧められるのでは?」

そのようなご質問をいただくことがあります。

しかし、当院の考え方は逆です。

歯周病治療や矯正治療、再生療法などによって天然歯を残せるのであれば、その方法を第一に考えます。

また、矯正治療によって歯を移動させることで、当初予定していたインプラントの本数を減らせることもあります。

インプラントは多ければ良い治療ではありません。

患者さんが一生ご自身の歯で快適に噛み続けられること。

そのために必要最小限のインプラント治療をご提案することが、私たちの理念です。


私たちが守りたいのは、インプラントではなく天然歯です

サンフラワーデンタルクリニックでは、

「インプラントを入れること」を目的にはしていません。

本当に守りたいのは、患者さんの天然歯です。

失った歯を補うことで、お口全体の噛み合わせを安定させ、残っている歯への負担を減らし、10年後、20年後、その先もご自身の歯で食事を楽しんでいただくこと。

それが、私たちが考える「歯を守る治療としてのインプラント」です。


次回のコラムでは

「歯を失ったまま放置すると、なぜ他の歯まで失いやすくなるのか?」

実際によくある症例をもとに、わかりやすくご紹介します。

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治療前後の問診とメンテナンスの重要性 総合的治療がもたらす口腔内の好循環

歯の治療において口腔全体の環境を整えることが大切と言われます

例えば、インプラントの治療。これまでの歯と同様に違和感なく食事ができるほか、入れ歯を取り外す煩わしさがないため、希望する人が増えています(自由診療、検査費、一次手術、上部構造込みで46万2000円~)。しかし、失われた歯の代わりにインプラントをすることだけが注目され、歯を失ってしまった原因へのアプローチや口腔全体がインプラントを埋入できる環境にあるのかどうかが軽視されています。

具体的には

インプラントを埋入する準備段階として、虫歯や歯周病の治療、咬合に問題がある場合は、これらをきちんと整えていく必要があります。環境を整えずに治療を行うことは、傾いた土地や沼地に家を建てるようなもので、ほかの歯牙も失ってしまう可能性があります。1本の歯を守るためには、隣の歯や相対する歯の状態、咬合の不正があれば何が原因かなど、口腔内だけでなく、全身を総合的に診ていかなければなりません。

総合的治療に必要なことは

口腔内の状態に加え、全身を診ながら歯を失ってしまった原因を特定し、適切な診断のもと治療を進めることです。そのためにはさまざまな検査が必要です。検査結果をもとに改善に向けた治療計画を立て、患者さんと話し合いながら治療を進めていきます。原因が患者さんの習慣や習癖にあるものが多く、ご自身の状態を理解して、納得された上で治療を進めていくことが治癒につながります。患者さんの自己判断により、治癒に向かっていたものが悪化したり、再度同じ治療をする必要性が生じたりするほか、どうにか保存している歯についても、抜歯を検討せざるを得ない状況になることがあります。そのため当院では、インプラント治療の前には必ず口腔内全体のトラブルを確認し、その原因を取り除く治療や指導を徹底しています。受診される方の中には虫歯や歯周病の痛み、腫れだけの改善を望まれている人も多くいます。しかし、原因にアプローチしないと一度症状が消退しても、同様な症状が再発、重症化し、数年後は抜歯に至ることも少なくありません。口腔内全体の健康を保つためにも総合的治療が必要です。

 

治療前後の問診とメンテナンスの重要性 総合的治療がもたらす口腔内の好循環【メディカル百科】 | くまにち すぱいす (kumanichi.com)

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インプラント治療を始めるその前に 予後まで含めた総合的な治療計画を

インプラント治療が一般的になってきました

これまでの歯と同じように違和感なく食事ができる他、入れ歯のような取り外しの煩わしさから解放されるため、近年インプラントを希望する人が増えています。しかし、インプラントの治療だけが注目され、その前にやっておくべき大切なことが軽視されていることも多いようです。口腔内のトラブルは、総合的な見地から抜本的な改善を図れるようなアプローチが必要です。虫歯や歯周病があるのに、抜けたところだけをインプラントに代えても意味がありません。そのため当院では、インプラント治療を始める前には必ず、口腔内の全てのトラブルを確認し、その原因を取り除く指導を行いながら治療を進めます。

 

 

口腔環境が整った後にインプラント治療に入るということですね。

そうです。今は埋入するインプラントの位置などをコンピューターによりデータ化し、3D画像で誘導するガイドシステムがあります。これを使用することにより、的確な位置にインプラントを埋め込むことができます。

全ての治療が完了した後のケアも大切ですね。

口腔内の治療は、正確な診査、正しい診断、的確な治療、そして予後のケアまで含めたトータルな診療が重要です。特に、家庭でのケアは日頃の習慣付けが必要です。自分の歯を健康な状態で長く維持するためにも、気になる箇所だけの治療ではなく総合的な治療を進め、定期的に歯の検診をされることをお勧めします。

~~ くまにちすぱいす インタビュー記事 ~~

インプラント治療を始めるその前に 予後まで含めた総合的な治療計画を【メディカル百科】 | くまにち すぱいす (kumanichi.com)

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抜いてしまう、その前に インプラントの必要性を十分理解し治療へ 

インプラント治療とは。

インプラントとは顎の骨にチタンを埋め込み、骨としっかり結合した後に人工の歯をかぶせる治療法です。中には欠損部の骨が薄くなっている人もおられ、その場合は骨の造成が必要です。造成はインプラントの埋入時に行うこともあれば、残存骨が少ない場合、土台づくりを行った上で埋入へと進めます。

費用はどれくらいかかるのでしょうか。

インプラント治療は自由診療のため、医院によって術式や使用する素材、縫合する糸の種類も異なります。おのずと使用するものによって費用は異なりますが、当院では1本約50万円を目安にしていただければよいかと思います。ただ、ここで大切なのが本当にインプラントにする必要があるのかどうかの診査です。もちろん歯が抜けている人にとっては、インプラントにするか入れ歯にするかという選択肢になりますが、残存歯がある場合、抜歯する前にその歯を生かした治療法が他にないのか、抜歯してインプラントに置き換えることが最善の方法なのかをしっかり見極める診断が重要です。

治療を受ける側も十分に理解して進める必要がありますね。

そうですね。例えば、歯が折れて歯根だけが残っている場合、抜歯してインプラントを埋入する方法もありますが、歯茎に残った短い歯根を引き上げて、そこにかぶせ物をするという治療法も検討できます。もちろん抜歯以外に方法がないケースもありますが、治療にはいろいろな選択肢があることを患者さんにも知っておいてほしいと思います。

~~ 熊日すぱいす メディカル百科インタビュー記事より ~~

抜いてしまう、その前に インプラントの必要性を十分理解し治療へ【メディカル百科】 | くまにち すぱいす (kumanichi.com)

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インプラント失敗の原因と良い医院選び

インプラントの歴史はまだ新しいので、ブリッジや入れ歯といった従来法と比較すると、実績の面で不安を感じる方も多いことかと思います。外科手術を伴うことから、失敗するリスクも高そうに感じますよね。今回はそんなインプラント治療の失敗の原因と信頼できる歯科医院選びのポイントを熊本市のサンフラワーデンタルクリニックがわかりやすく解説します。

 

インプラントは失敗しやすい?それとも失敗しにくい?

 

結論からいうと、インプラント治療が失敗する可能性というのは極めて低いと言えます。最もわかりやすいのが「インプラント10年生存率」という有名なデータですね。インプラントを装着してから10年間、問題なく機能し続けているケースが90%を超えているという統計データで、昨今はその値がさらに上昇しているといわれています。もちろん、こうした統計データだけでインプラント治療が失敗しやすいかどうかを判断することは難しいですが、基本的に成功する治療法であると考えてまず問題ないでしょう。それでもやはりインプラントも医療行為である以上、必ず失敗するリスクを伴います。

インプラント治療が失敗してしまう原因

 

インプラント治療が失敗する原因としては、主に以下の が挙げられます。

 

◎手術中の感染、血管・神経の損傷

 

治療室の衛生管理が不十分だと、インプラント手術中に細菌感染を起こしてしまいます。また、術者の技術が未熟であったり、経験が浅かったりする場合は、重要な血管や神経を損傷することでインプラント治療そのものが失敗に終わります。

 

◎インプラントが定着しない

 

インプラントをドリルで埋め込む速度が速すぎたり、注水を怠ったりすると、顎の骨の細胞が壊死してインプラントが定着しなくなります。術後の細菌感染や喫煙による血流の悪化でも、インプラントと顎の骨が結合せず、治療が失敗に終わることもあります。

 

◎上部構造やアバットメントの破損

 

インプラントの治療後のメンテナンスをきちんと受けていないと、人工歯である上部構造や連結装置のアバットメントが破損することがあります。その際、人工歯根が無傷の状態であれば、それらのパーツを再度、製作することでリカバリーできますが、インプラントもダメになってしまうこともありますので十分な注意が必要です。

 

◎インプラントを埋入するための準備を怠る

むし歯や歯周病や歯並び不正など、治療すべき疾患があるのに、そこに手を付けず、インプラントを埋入してしまうと、早期に脱落する原因となります。悪いところだけを治してほしいという方がいらっしゃいますが、患者さん目線の悪いところと歯科医師のそれとは必ずしも一致しません。抜歯後に放置していたり、長年、歯周病を患っていらっしゃる方は、歯並びや咬合にまで、影響が出ているため、患者さんご本人が思っている”悪いところ”は、歯科医師のそれとはかなり乖離しており、きちんと治療することが大変難しいのです。患者さんご本人には痛みがなかったり、改善の必要がないと思っていても、それが原因でその他の部位が悪くなってしまう可能性が大きいことが多いです。ご本人は気付かなくても口腔内はかなり変化しており、大きなテコ入れが必要なのです。傾いた家をそのままリフォームすることはよっぽどの悪徳業者でない限りないでしょう。それと同じことです。患者さんの希望通りに悪いところだけを行うことは、医療行為とはではいえません。

検査や術前準備などで生じる患者さんとの会話や口腔内の状況から原因が判明することもあります。インプラントを埋入する前に、むし歯・歯周病の治療を行い、必要な方は噛み合わせを改善するなど、口腔内を整えましょう。

◎歯を失った原因を特定せず、インプラントを埋入する

インプラントを欠損部位に埋入して定着したとしても、歯周病や過度の咬合力などの、失われた原因を除去していないと、再度その部位にトラブルが起こり早期に脱落してしまう原因になります。

◎無計画に埋入する

長期的予後の為に、寿命を長くするためにはどのような埋入位置がよいのか、咬合やメインテナンスのしやすい環境つくりができるのか等、必要な検査を行い、計画を立てて行わない場合は、一時的な欠損の改善と見た目の回復となってしまいます。つまり早期に脱落する可能性が高くなります。

 

 

インプラントで失敗しないための医院選び

 

インプラント治療で失敗しないためには、医院選びの際に以下のポイントに着目すると良いですよ。

 

◎経験豊富な歯科医師が治療を担当

 

インプラントは、専門性の高い歯科治療なので、経験の浅い歯科医師に任せるのはあまりおすすめできません。これまでたくさんの症例に当たり、さまざまな症状に対応できる歯科医師に治療を任せるのが望ましいです。

 

◎必要な設備がそろっている

 

適切なインプラント治療を実施するためには、歯科用CTやシミュレーションソフト、外科手術を行える診療室など、最低限必要となる設備がいくつかあります。それらがそろっていない歯科医院は基本的におすすめできません。

 

◎術前準備に力を入れている

検査はもちろん口腔内だけでなく全身疾患の把握、インプラント埋入前に前処置として最低でもむし歯・歯周病の治療を終わらせている、そして歯みがきの指導やインプラントだけでなく、他の歯についてのメインテナンスについても説明してくれる歯科医院が信頼できます。よっぽど、歯の状態が良い方でないと1~数回の来院でインプラントを埋入することは考えられません。そのような方が歯を失うことはまれなことです。ワンディとか即日とかいう言葉には心動かされますが、長期的予後を考えるのなら、しっかりと隅々まで検査をおこない、付け焼刃の治療を行わない歯科医院を選択しましょう。

 

◎衛生管理を徹底している

 

インプラント手術を行うオペ室はもちろんのこと、日常の診療においても衛生管理を徹底している歯科医院を選ぶようにしましょう。

口腔内の衛生管理つまりホームケアを徹底的に指導してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

 

◎メンテナンスに力を入れている

 

インプラントは、治療が終わってからが本番と言っていいほど、メンテナンスが重要となってきます。メンテナンスが不十分だと、インプラントにさまざまな不具合が生じて、上部構造の破損や人工歯根の脱落を招いてしまうことから、メンテナンスに力を入れている歯科医院を強く推奨します。

 

まとめ

 

今回は、インプラントが失敗する原因と良い歯科医院選びのポイントについて、熊本市のサンフラワーデンタルクリニックが解説しました。上述したように、インプラントは失敗するケースの方が珍しいですが、信頼できる歯科医院を見つけなければ、そのリスクは高まります。熊本市でインプラント治療を検討中の方で、失敗するリスクを限りなくゼロに近付けたいという方は、サンフラワーデンタルクリニックまでご相談ください。

もちろん、歯科医師に抜歯と言われたけど、どうにか歯を残したいとおもっていらっしゃる患者さんもご相談ください。抜歯しなくても良い場合があります。

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インプラントはどうして骨と結合するの?

インプラントは、従来の治療法と決定的に異なる点があります。それは「人工歯根」の存在です。歯科にはいろいろな治療法がありますが、現状、失った歯を歯根から回復できるのはインプラントだけです。今回はそんなインプラントが顎の骨と結合して、本物の歯のようにしっかり噛めるようになるメカニズムについて、熊本市のサンフラワーデンタルクリニックがわかりやすく解説します。

 

チタンで作られていることがポイント

 

私たちの体は、基本的に自分の細胞や組織で構成されているものしか受け付けません。同じヒトの臓器でも、身体の中に入れようとしたら拒絶反応が起こることがありますよね。それが金属などの異物となるとなおさらです。ただ、私たちの体は、特定の金属に限っては問題なく受け入れるどころか、組織の中に取り込もうとする性質を備えています。その代表例が生体親和性の高い「チタン」という金属です。

 

◎チタンで作られた人工臓器

 

チタンは、インプラント以外にもさまざまな人工臓器に活用されている金属です。人工関節や心臓のペースメーカーなどがチタンで作られているのは有名な話ですよね。これはチタンと私たち人間との親和性が高いからです。

 

チタンと顎の骨が結合するメカニズム

 

金属のチタンと顎の骨は、時間をかけて結合することがわかっています。これを専門的には「オッセオインテグレーションosseoinntegration」と呼び、インプラントという特殊な歯科治療を実現する上で最も重要なカギを握っています。「骨」という意味のラテン語のオス(Oss)と結合という意味のインテグレーション(integration)を組み合わせた言葉です。私たちの体は一般的な金属に対して拒絶反応を示すのに対し、チタンに対しては“結合”という反応を示すのはとても不思議な現象ですよね。実際、光学顕微鏡で観察すると、骨がチタン製のインプラント=人工歯根の細かい部位にまで入り込み結合しているのが見えます。

 

チタンと骨との結合を邪魔する要因

 

ここまで、チタン製のインプラントと顎の骨は、光学顕微鏡レベルで結合することを解説してきましたが、いくつかの要因によってその現象が邪魔されることがあります。

 

◎術中・術後の細菌感染

 

手術中はもちろんのこと、手術後にも細菌に感染してしまうと骨との結合が正常に進まなくなります。それはインプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」にかかった場合も同じです。

 

◎手術時のオーバーヒート

 

インプラントを埋め込む際に、ドリルの回転速度が速すぎたり、注水による冷却を怠ったりすると、顎の骨の細胞が摩擦熱で死んでしまい、インプラントとの結合が邪魔されます。この点は、経験豊富な歯科医師が執刀することでしっかり予防することは可能です。

 

◎喫煙習慣がある

 

タバコの煙には、歯茎や顎の骨の血流を悪くする成分が含まれています。本来、インプラント治療を受けていただく患者さまには禁煙をお願いしておりますが、治療後も喫煙習慣が継続すると、傷の治りが妨げられて顎の骨とインプラントが結合しなくなることがあります。

 

◎糖尿病や高血圧症などを患っている

 

糖尿病や高血圧症、骨粗しょう症などの全身疾患を患っていると、全身の代謝が悪くなります。とくに歯茎や顎の骨のような末梢組織の血流が阻害されやすくなるため、インプラントも定着しにくくなるのです。

 

まとめ

 

今回は、インプラントと顎の骨が結合する理由・メカニズムについて、熊本市のサンフラワーデンタルクリニックが解説しました。純チタンやチタン合金で作られた人工歯根は、顎の骨と自然に結合する性質がありますので、よほどのことがない限りインプラント治療も失敗しないのです。そんなインプラント治療を熊本市でご検討中の方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

 

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あごの骨が柔らかい方のインプラント治療とは

私たちの骨の性状は、柔らかい・硬いと表現することができます。骨は身体のフレームのような存在なので、当然ですが柔らかいよりも硬い方が良いですね。それはインプラントを埋め込むあごの骨も同じです。そこで今回は、あごの骨が柔らかい場合は、どのように対処してインプラント治療を行うのか、熊本市のサンフラワーデンタルクリニックがわかいりゃすく解説します。

 

そもそも骨が柔らかいとは?

 

骨の硬さは、CT撮影することで細かく評価することができます。とくにインプラント治療では、専用のシミュレーションソフトが普及しており、インプラント埋入部位の骨の硬さを色の違いによって容易に確認できます。例えば、骨の硬さを青から赤へのグラデーションで表示されるソフトでは、皮質骨(ひしつこつ)と呼ばれる骨の外側を構成する部分は、赤くなります。内側の海綿骨(かいめんこつ)と呼ばれる骨は、黄色や緑で表示され、これが青くなっている部分があると要注意です。骨が柔らかく、ウエハースのようにスカスカになっている可能性があるからです。

 

柔らかい骨への対処法

 

CT画像を活用したシミュレーションソフトで、骨が柔らかい部分が認められたら、以下に挙げるような方法で対処します。

 

骨造成によって骨を硬くする

 

何らかの理由で骨が柔らかくなっている部分は、骨造成によって硬くすることが可能です。骨がスカスカになっている部分に骨補填剤などを作用させることで、骨の密度を高めます。

 

骨が高い部分にインプラントを埋め込む

 

骨が柔らかい部分が一部にとどまっているのであれば、骨が硬い部分を慎重に見極めた上で、インプラントの埋入処置を行います。歯科用CTによる画像検査とデジタルシミュレーションを駆使することで、そうした高度なインプラント手術を実施することも可能です。ただし、インプラント治療の実績豊富な歯科医院でなければ、なかなか難しいといえます。

 

あごの骨が柔らかいことのデメリット

 

あごの骨が柔らかいと、人工歯根であるインプラント体の定着が悪くなります。例えば、砂浜に棒を立てる場合と、土壌がしっかりとした地面に棒を立てるのとでは、安定性が全く異なりますよね。砂浜に立てた棒は、ちょっとした風が吹いただけで倒れてしまいますが、しっかりとした地面に立てた棒は、そう簡単には倒れません。それと同じ理屈があごの骨にも当てはまるのです。

 

骨が硬すぎるのも良くない?

 

上述したように、私たちのあごの骨はとても頑丈な皮質骨と比較的柔らかい海綿骨の2つによって構成されていますが、皮質骨がインプラントを埋め込む上で最善というわけでもないのが現実です。皮質骨は、骨の密度が高い分、血管などの柔らかい組織に乏しいため、インプラントを埋め込んだ後に良好な状態を維持する上では最適とは言い難いです。つまり、インプラント治療においては柔らかすぎず、硬すぎない、バランスの良い骨が最適といえるのです。

 

まとめ

 

今回は、あごの骨が柔らかい方のインプラント治療について、熊本市のサンフラワーデンタルクリニックが解説しました。あごの骨が柔らかすぎると、インプラントを固定することが難しくなるため、事前に骨造成などの処置が必要となりやすいです。

 

歯科医院によっては、あごの骨が柔らかいという理由でインプラントは難しいと診断されることもありますので、その点には十分な注意が必要です。さまざまなインプラント症例に対応してきたサンフラワーデンタルクリニックであれば、他院では難しいと診断されたケースでもインプラント治療可能となるかもしれませんので、まずはお気軽にご相談ください。

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